59位から出た石川遼(26)は6バーディー、1ボギーの66で回り、通算5アンダーで今大会を終えた。

 前日21日の第3ラウンドは76と崩れたが「先週よりグリーンが全く読めていなくて、最後まで自信を持って読むことができなかったです。今日の序盤もいくつか外してしまったので“たられば”になるけれど、先週だったら(通算)8アンダーくらいで回れていたかなと思う。グリーンが読み切れていない分、このスコアだった」と語った。

 今大会は第1Rから71、66、76、66と浮き沈みの激しい状況になっていたため、石川は「(ショットが)右にいくミスはなくしたい。どっちにも曲げたくない時に右に曲げてしまう感じで、完全に違うスイングで打ってしまったので、それではダメ。違うスイングは1日1回もしてはいけない。当たる前から『やばい』と思ってしまうことがあるので、それを4日間で1回以内に抑えたい」と続けた。

 2週連続の優勝争いは実現しなかったものの、大勢のギャラリーから注目されたことには「最後の18番上がる時に、もみくちゃになっている感じがすごく懐かしかった。期待して頂いて、応援もして頂いている実感を得られるのは、スポーツ選手として、これ以上ない幸せ。昨日のスコアで優勝は終わってしまった感はありますけど、それでも朝6時半から並んでくださった方もいたので、非常にうれしいです」とファンに感謝した。