吉田隼汰(茨城・日本ウェルネス高1年)が通算5オーバー149で逆転優勝し、初めての世界ジュニア代表入りを決めた。

 「うれしいのとありがたいのとの両方です」と笑顔を見せた。感謝するのは両親、小学校3年生から通っている埼玉県内のゴルフ練習場「アーリーバード」、父ひろしさんが会員のゴルフ場「あさひケ丘CC」の3つだという。

 首位に3打差でスタート。2打差で折り返した後半アウトの1番で3メートルのバーディーパットがカップのふちにとまりそうになってから落ちて「波に乗れた」という。2番パー5で110ヤードの第3打を残したが「あさひケ丘は会員に無料でプレーさせてくれるのでいつも回っていて、同じような距離をサンドウエッジだと戻ってくるのを知っていたのでピッチングで軽く打った」と2メートルにつける連続バーディー。6番パー5の第3打では30ヤードのアプローチだったが「練習場に30ヤードの看板があって、いつも狙っていたんで自信があった」と1メートルにつけた。

 後半4バーディー、1ボギーの33、この日は69で回った。「これで調子に乗らないで、最後まであきらめないで戦ってきたいです」と、世界の舞台に意欲を見せていた。