「黄金世代」の一角、小祝さくら(20=ニトリ)が2バーディー、1ボギーの71で回り、通算8アンダーの136で単独首位の座をキープし、初優勝に王手をかけた。後半15番で今大会初のボギーをたたいても動じないメンタルで逃げ切りを狙う。「セクシークイーン」アン・シネ(27=韓国)は2つ伸ばして通算3アンダーの9位に浮上し、今季日本ツアー3試合目で初の予選通過を果たした。

 小祝は3パットの15番で今大会初のボギーをたたいても「『まあ、しょうがないかな』みたいな感じで。意外とダメージはなかったですね」と笑って振り返ることができた。

 ツアールーキーとして戦う今季の緊張した瞬間は試合ではなく、4月に行った韓国の男性7人組ヒップホップグループBTS(防弾少年団)のライブという“天然キャラ”の香りも漂う強心臓。勝みなみ、畑岡奈紗、新垣比菜に続く「黄金世代」4人目の優勝へ「アマチュアの全国大会でも、優勝を争っていたみなみちゃんとかと違って私は予選を通れるか通れないか。レベルの差を感じていた。自信もまだないですけど、悔いのないプレーができたら」。謙虚に頂点をうかがう。