香妻陣一朗(23=フリー)が6バーディー、2ボギーの68で回り、4アンダーで松村道央(34)、竹谷佳孝(38)と並んで首位に立った。

 スタートの10番でバーディーを奪い、直後の11番でボギーをたたくも、12番からは3連続バーディー。後半も2つ伸ばし、ツアー3度目のトップ発進を決めた。

 「ショットが良くて、アイアンも切れていた。チャンスにつける回数も多く、バーディーパットをたくさん打てた」と納得のプレーだった。前週から「トップがクロスする」癖の修正に着手。左手首が折れないようにすることで、ショットの感触が上向いているという。

 上位4人までに全英オープン(7月19日開幕、カーヌスティ・リンクス)出場権が与えられる今大会。「もちろん行きたいです」と前のめりに答えるのは、周囲からの刺激による部分も少なくない。「昔から知ってる秋吉(翔太)さんが、(今週初めの予選会で)全米オープン行きを決めましたから」。2週前には姉琴乃(26)が全米女子オープン(31日開幕、米アラバマ州ショールクリークCC)の切符を獲得した。「やっぱり小さい頃から見てきたのは男子のメジャーなので秋吉さんの方が(刺激として大きい)」と笑うものの、姉に続く初のメジャーへ燃えている。