賞金ランク2位の比嘉真美子(24=TOYO TIRES)が他の選手と、スケールの違いを見せつけた。

 1番パー5(486ヤード)は、残り250ヤードを3番ウッドでピン手前7メートルに乗せ、イーグル逃しのバーディー。12、17番のパー5もドライバー&3番ウッドでグリーン近くに運び、バーディーを奪った。

 全身のバネを使ったスイングに裏打ちされた飛距離は、ツアー有数だ。「(どのパー5も第2打が)3番ウッドで届くかどうか。コントロールせず、100%で振っていくので、逆に迷いがなくていいです」。18ホール全体を「60点ぐらい。まあ半分は越えているので、合格ですが」と渋めの自己採点でいて、68をマークした。

 アマチュア時代も含めて、初の単独首位で迎える最終日。逃げ切りで今季2勝目となれば、賞金ランク1位鈴木愛に639万1500円差まで迫る。「やっぱり優勝はしたい。自分のリズムでベストを尽くせるよう、気持ちと体調を整えて臨みたい」と今季2勝目、通算5勝目に意欲満々だ。