6年ぶりの復活優勝を狙った有村智恵(30=日本HP)が、プレーオフ4ホール目で力尽きた。

 悔やまれるのは2ホール目。18番パー4で、第2打をピン7メートルにつけた成田に対し、1・5メートルという絶対的優位に立ちながら、決めきれなかった。「思ったところに打ったんですが…。あれが入らなかったら勝てません」。微妙なフックラインと読みながら、カップ際で逆に右に切れ、天を仰いだ。

 ただ、米ツアー参戦前年の12年以来、遠ざかっていたトップ5フィニッシュが、今季は5月ほけんの窓口レディースに続き、2度目。「いい感じにはなっています。今週はショットが本当に悪くて、3割ぐらいの調子の中でこういう(2位になる)ゴルフができたので」。復活の時は近づいている。