世界ランク10位の松山英樹(26=LEXUS)は1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75で回り、5オーバーで第1ラウンドを終えた。ホールアウト時点では首位と6打差となっている。

 松山 距離感、パッティングは風(の影響)で決めきれなかった。1つずつ縮めて、残り3日間を3アンダーで回れれば、全然悪い位置ではないと思う。1個でも縮められるように頑張りたい。

 インスタートから10番は第2打がグリーンオーバーしながら、3・5メートルをねじ込んでパーセーブ。ティーショットを右手前のバンカーに入れた11番パー3でボギー先行も、続く12番で第2打を3メートルにつけると、きついスライスラインを沈めて最初のバーディーを奪った。

 13、15番とボギーをたたいて迎えた16番パー5。グリーンが空くのを待って放った第2打は大きく右に出て深いラフに入った。手前のバンカーから第4打をピタリと寄せたが、3パットでダブルボギーとなった。後半は辛抱強くパーを並べていたが、7番パー3で3パットボギーをたたいた。

 2年連続出場の小平智(28)は、スタートの10番でいきなりトリプルボギー。前半を「42」で折り返すと、後半も2度の連続ボギー。バーディーなしの「81」で11オーバーと苦しんだ。

 全米オープン5度目の開催となる名門コースには強風が吹きつけ、スコアを崩す有力選手が続出。生涯グランドスラムがかかるフィル・ミケルソン(米国)とマスターズ2勝のバッバ・ワトソン(米国)が7オーバー。メジャー3勝のジョーダン・スピース(米国)が8オーバー。ジェーソン・デー(オーストラリア)は9オーバー。ロリー・マキロイ(英国)は10オーバーで終えた。

 ホールアウトした選手ではスコット・ピアシー(米国)とイアン・ポールター(英国)が1アンダーでトップに並んでいる。

 日本勢は4人が出場しており、ともに初出場の秋吉翔太(27)と星野陸也(22)は午後組でプレーする。