賞金ランクトップの鈴木愛(24=セールスフォース)が、3試合ぶりの国内ツアーで2年連続賞金女王へ足固めをする。今日15日開幕のニチレイ・レディース(千葉・袖ケ浦CC新袖)を前に、プロアマ戦に参加。左膝痛は完治していないが「今週、来週でしっかり賞金を稼いで、後半につなげたい」と抱負を語った。

 鈴木の左足からテーピングが消えていた。先月末に開催のリゾートトラスト・レディースではテーピングをして強行出場し3位。翌週の全米女子オープンは、左膝の影響で予選落ちした。「まだ完全に良くなっていない。ちょっと痛いときがあるし、不安な部分も大きい」と不安を口にした。

 それでも、3日に米国から帰国し、10日間クラブを握らなかったという。その間は治療とともに、バレーボール日本男子のネーションズリーグを観戦。気分転換した。「昔バレーやっていたので。今は、ゴルフ、ゴルフ、ゴルフとなるのがイヤだったので、リフレッシュできた」と話す。

 12日に練習を再開し、この日のプロアマで「少しずつよくなってきた」と好感触も得た。2位のアン・ソンジュとは約2000万円の差をつけ首位を走るが、2年連続賞金女王へここが踏ん張りどころと自覚している。【桝田朗】