男子ゴルフの長嶋茂雄招待セガサミー・カップ(5日開幕、北海道・ザ・ノースカントリーGC)のプロアマ戦が4日、同コースで行われた。

 片山晋呉(45)が5月のツアー選手権森ビル杯のプロアマ戦で同伴アマチュアに不適切な対応をして厳重注意処分を受けてから初めてのプロアマ戦でもあった。選手会長の石川遼(26)は「お客さんからは結構ブラックジョークも飛び交っていましたが、選手としては大笑いできるような状況ではないですからね…」と苦笑しつつ、自らの考えを語る。

 「やっぱり、コミュニケーションが取れていないというところから(不満が)生まれていることが多い。トーナメントをサポートしてくださっている方への感謝の気持ちは持たないといけないですけど、僕としては、組全体が楽しくやることがプロアマの目的なんじゃないかと思っている。そういう点で今日、僕の組は楽しかったと思いますけど、選手1人1人が、どう感じるかが大事なんじゃないかなと思います」と言った。

 今季ツアー初勝利を含む2勝とブレークしている秋吉翔太(27)は自然体を強調する。「もともと僕は『楽しいのが好き』というタイプ。変わらず普通に、いつも通り和気あいあいとやっていました。急にみんなの態度が変わってしまって、周りの人から『あの件が…』と思われるのも嫌なので」と振り返っていた。