男子ゴルフの長嶋茂雄招待セガサミー・カップ(5日開幕、北海道・ザ・ノースカントリーGC)のプロアマ戦が4日、同コースで行われた。

 石川遼(26=CASIO)は優勝した14年大会以来の参戦。「4年たちましたけど、自分の中では“1人ディフェンディングチャンピオン”みたいな感じなので。出場が優勝して以来なので、自分の中では連覇を目指して頑張りたいと思います」と笑顔で話した。

 スイングを改良し、球筋をややフェード寄りのストレートボールに変える試みに手応えを感じている。「球筋としては(優勝した)4年前より今の方がいい球を打てているなというのがあります。まだ10回中4回5回という精度ですけど、今まで10回中1回も打てなかった“いい球”が、10回中4回打てるようになってきた。世界のトップ選手は10回中8回9回と打っているんだろうなという感じなので、自分のドライバーの中での次元ですけど、進んできていると感じます」とうなずく。

 球筋変更に着手してから初めての試合だったダンロップ・スリクソン福島オープンでは第3日に10バーディーを量産して首位に立ち、3位フィニッシュ。「ここ5年くらい、フェードが小手先でしか打てなくなってしまっていた。縦回転じゃなく、サイドスピンが多く入ってしまって、ピンをさすような球が打てていなかった。それが福島で打てるようになってきた感触があります」と変化を実感している。

 過去6度の出場でトップ10を外したのは、28位だった10年大会だけという好相性の舞台。「バーディーをたくさん取って、ボギーを打たないという自分の理想のゴルフをやっていきたいですね」と力強く話した。