2年ぶり出場の石川遼(27=CASIO)が、1ボギーの71で回り、通算3アンダーで首位と3打差の5位につけた。

68、68とアンダーパーで回った前半の2日間と違い、この日は速いグリーンに苦しみ、バーディーを奪えない我慢の展開が続いた。7番、8番、17番とバーディーチャンスをことごとく外した。それでも最終18番パー3は、直角に曲がるラインを読み切って見事なパーセーブも見せた。コースの攻略で「17、18番までに頭が疲れ切ってしまった。18番は、ピンしか見えていなくて、スイングも力んでしまった。そういう我慢ができなかった」と言う。それでも、今季初勝利、そしてツアー通算15勝目が射程圏であることは間違いない。

「3打差に10人ぐらい、4打差も含めると15人ぐらいいる。人数が絞れない分、優勝するには低い確率を目指すことになる。やっている方からすると相当シビアな戦いになる」と、気を引き締めていた。