上田桃子(32=かんぽ生命)が、前夜に原因不明の痛みに襲われていた。

右手中指にテーピングを巻いたまま優勝会見に出席。上田は「昨日の夜、寝ていて、痛くて起きた。ズキン! という痛みで、毒か何かに刺されたのかという痛みでした」と打ち明けた。

この日朝になっても痛みは治まらず、朝食もとらずにはり治療などに専念。スタート前と、ハーフターン時に痛み止めを服用しながらのプレーだった。

一時は申ジエに3打差をつけられながらの大逆転優勝。上田は「朝、こんなに痛くなるのもまさか。プレーできたのもまさか。まさか、まさかの連続で優勝できた」と語った。

プレー中は「曲げると痛いので、(中)指を離して、1本指がないと思って打った。プロになった時から下半身で打つことを心がけていたので『右手くらいなくても、やれるんじゃないか』と気持ちを切り替えた」と話した。

今後は病院で診察を受ける方針だという。