濃霧のため、日没サスペンデッドとなった第2日で、2位から出た今平周吾(26=フリー)は、3バーディー、1ボギーの69で回り、通算6アンダー、136の暫定3位でフィニッシュした。朝の練習でドライバーが割れ、急きょ、新ドライバーで出場したが、冷静に対応し、上位につけた。

今平が雷、雨、濃霧の「三重苦」をはねのけて上位に食い込んだ。雷の影響で競技が中断し、約2時間30分遅れのスタート。降りしきる雨と午後からの霧も重なり厳しい条件だったが、安定したプレーでスコアを2つ伸ばした。18番ホールのグリーン上で日没サスペンデッドのホーンが鳴り、ぎりぎりで第2日を終えられる幸運に恵まれ「結構、雨が降っていたので長く感じましたね。朝、早いのは嫌だったのでホールアウトできて良かった」と安堵(あんど)した。

前半の3番パー3で10メートルを沈めてバーディーを奪うと、8番パー4でも8メートルのバーディーパットを決めた。1つスコアを落としたものの、15番パー5でも8メートルのロングパットを沈めた。重くなったグリーンを考慮し「いつもよりしっかり打った」と技ありのプレーで優勝圏内を確保。

アクシデントにも負けなかった。朝の練習で愛用のドライバーが割れた。さらなるピンチを招いたものの、新ドライバーと古いドライバーを2本入れ冷静に対処し、乗り切った。「ほとんど新しいドライバーを使った。フィーリングがまだ合わないが許容範囲」と納得した。第3日に向け「3日目にあまりスコアを出せていないので丁寧にいきたい」と気を引き締めた。