2打差2位から出た渋野日向子(RSK山陽放送)が、イ・ミニョン(韓国)とのプレーオフを制し、今季2勝目を挙げ、黄金世代で畑岡奈紗、勝みなみに続く3人目の複数優勝を果たした。

4バーディー、3ボギーの71で回り、通算12アンダー、276。5月のメジャー、サロンパス杯に続く頂点で、賞金ランキングも鈴木愛を抜いて2位に浮上した。

後半の14番終了時点でイ・ミニョンとの差は4打あったが、15番で20メートル近いバーディーパットを沈めプレッシャーをかけると相手はダブルボギーで一気に1差。17番パー4では、ピン手前3メートルを沈め追いついた。

勝負は18番で争われるプレーオフにもつれ込んだが、最初のホールで第2打をともにグリーンを外したが、渋野は第3打をピン側につけたが、イ・ミニョンはバンカーから打った球がグリーン奥にいくなどダブルボギー。渋野はしっかりパーをセーブして勝負を決めた。

3位から出た岡山絵理(ニトリ)は、2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの74で通算8アンダーで3位に入った。

7位から出た15、16年の賞金女王、イ・ボミ(韓国)は、4バーディー、6ボギーの74で回り、通算6アンダーで、17年11月のLPGAツアー選手権リコー杯以来のトップ10入りを果たした。