スタンレー・レディース実行委員会は、台風19号の影響で13日の最終日を史上初の無観客で行うことを発表した。

台風の直撃が予想される12日の第2日は中止。この日の競技では、47位タイまでの61人が予選を通過。最終日は、この61人で18ホールを行う予定だが、被害状況次第では、さらに短縮開催の可能性もある。

逆転賞金王を目指す渋野日向子(20=RSK山陽放送)は、1アンダー、25位発進。黄アルムが7アンダーで首位に立った。

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第1日の競技終了後、実行委員会は苦渋の決断を下した。13日の最終日の競技にギャラリーを入れないことを決めた。前日には、12日の丸一日と、13日の午前中の入場を中止すると発表。その後、この日の昼すぎに12日の競技中止を決め、さらに史上初となる13日の無観客試合を決めた。

実行委員会は、台風19号の被害予想が、想定を越える可能性があり、観客の安全や競技成立の観点から決定したという。12日は中止となるが、台風が過ぎ去ったあとの13日のコースの状況も予想がつかない。実行委員会では当日午前4時ごろから、コースやコースへのアクセス道路などの状況を調査。その段階で競技の開催を判断するという。

短縮開催になったことから、第1日で予選通過の61人を決定。13日には、その61人で18ホールによる決勝ラウンドを実施する予定。しかし、コースの状態が悪く修復に時間がかかる場合は、最悪25位タイまでの31日による9ホールでの開催もあり得るという。短縮開催となったことで、競技が成立した場合でも、賞金は当初の金額の75%となる。