永久シード選手の片山晋呉(46=イーグルポイントGC)がギャラリーをわかせた。最終18番パー5、残り195ヤードの第2打を4番ユーティリティーで狙ったが、グリーンにわずかに届かず、池の水際に転がり落ちた。そこからウオーターショットでピン奥5メートルへ。結果は3パットのボギーだったものの表情は明るい。

この日は15番パー5でイーグルを奪うなど、67で通算12アンダーの13位。「状態は全然いいですよ。18番も(手前ピンを)思い切り狙った結果で、いいショットだったしね」。今年2月から「今までのイメージと真逆(まぎゃく)かな」という大胆なスイング改造に取り組み、ようやく形になってきた。基本的には地面反力を生かし、飛距離アップなどを狙ったもの。「曲がらないし、本当に飛んでる。ドライバーのキャリーなら10ヤード。クラブの番手が1つは違う」という。

今季残り5試合。「(三井住友)VISA(太平洋マスターズ)や(ダンロップ)フェニックスあたりでね。雰囲気出てきてます」と優勝争い参戦へ、闘志を燃やした。