今年活躍したスポーツ選手や団体を表彰する「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の表彰式が10日、都内で開かれた。

渋野日向子が東京五輪での金メダルへ、見事な始球式で勢いをつけた。授賞式の壇上に侍ジャパンの稲葉監督、競泳の瀬戸と登場すると、「東京五輪への始球式」と司会者のむちゃぶりで、ソフトボールの投球を披露。ソフトボール元日本代表監督の宇津木氏を捕手に、瀬戸をバッターに、ど真ん中に投げ込んだ。見ていた稲葉監督が「あの距離とスピードで、いとも簡単に構えた所に投げるなんて、本当に一発勝負に強い」とその度胸に目を見張るほどだった。大役をこなした渋野は「五輪に出る以上は金メダルを取りたい」とあらためて宣言した。テレビ出演などでオフは多忙を極めたが、元日のソフトボールトレーニングから始動。3日には青木コーチのもとで、1200球を打ち込んだ。27日には約10日間のタイ合宿をこなし、1度帰国して2月20日開幕の米ツアー、ホンダLPGAタイが初戦となる。