首位から出た田中瑞希が3バーディー、1ボギーとスコアを2つ伸ばし、通算11アンダーで単独首位をキープし初優勝に王手をかけた。

25位から出たミレニアム世代の古江彩佳が、6バーディーと伸ばし、通算8アンダーで2位に浮上。プロデビュー戦、18歳の西郷真央が5バーディーの67で回り、同じく8アンダーで2位に並んだ。

2位から出た昨年の賞金女王鈴木愛は、6バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの通算7アンダーで、酒井美紀、臼井麗香、渡辺彩香とともに4位につけている。

大里桃子、菅沼菜々が6アンダーで8位。稲見萌寧、笠りつ子、小祝さくら、笹生優花、宮崎乙実、工藤遥加、野沢真央が5アンダーで10位につけている。畑岡奈紗、勝みなみは4アンダーで17位。ミレニアム世代の安田祐香は3アンダーで27位に浮上した。


上田桃子、林菜乃子ら/第3日女子プロ写真特集


   第1日第2日第3日最終日通 算順 位
田 中-4-5-2 -11
鈴 木-4-2-1 -7
畑 岡-2-1-1 -417

第3日 アウト3287ヤード=パー36、イン3335ヤード=パー36


ホール
パ ー36
田 中35
鈴 木35
畑 岡35


ホール101112131415161718
パ ー36
田 中35
鈴 木36
畑 岡36

※・はパー、◎はイーグル、○はバーディー、△はボギー、□はダブルボギー


田中瑞希の主な経過

3番、ティーショットを放つ田中(Getty Images/JLPGA提供)
3番、ティーショットを放つ田中(Getty Images/JLPGA提供)

・10番パー4=パー

パーでしのぎ、10アンダーで首位を守ったまま後半スタート。

・11番パー4ボギー

第1打は左ラフ。第2打、160ヤードをピン奥23メートル。第3打のパットは約2メートル届かず。第4打、パーパットはカップにけられこの日初のボギーで9アンダーに。

・12番パー4=パー

第1打、左ラフ。第2打はグリーン越えピンから23メートルに。第3打、ウエッジでピンまで2メートルに寄せる。第4打のパーパットが決まりパー。

・13番パー3=パー

第1打はピン手前15メートル。第2打、パットは約2メートル届かず。第3打のパーパットを決める。

・14番パー5バーディー

第1打はフェアウエー。第2打、左ラフ。第3打、ピン右3メートルに。第4打、バーディーパットを決め10アンダーに戻す。

・15番パー3=パー

第1打はグリーン手前、ピンまで14メートル地点に。第2打でピン手前1メートルに寄せる。第3打のパットを決めてパー。

・16番パー4バーディー

第1打は右バンカー。第2打、ピン左手前8メートル。第3打はスライスラインを読み切ってバーディーを奪い、2位に3打差の11アンダーと伸ばす。

・17番パー4=パー

第1打は左ラフ。第2打、ピン手前5メートル。第3打のバーディーパットをわずかに外す。第4打パーパットを決める。

・18番パー5=パー

第1打は左ラフ。第2打、フェアウエー。第3打でピン手前2メートルに寄せる。第4打のバーディーパットを外すも11アンダーで単独首位をキープして終了。

3番、ティーショットを放ち笑顔を見せる田中(Getty Images/JLPGA提供)
3番、ティーショットを放ち笑顔を見せる田中(Getty Images/JLPGA提供)

鈴木愛の主な経過

・1番パー5バーディー

第1打、2打でフェアウエーをキープ。ウエッジのショットをピン左上1メートルにつけ、楽々沈める。

・2番パー4バーディー

連続バーディーでトップと2打差に。

・3番パー4バーディー

第1打、左バンカー。第2打、UTでピン右前5メートル。第3打、チャンスを決め、3連続バーディーで通算9アンダー。前日のトリプルボギーを3ホールで取り返した。

・4番パー3=パー

UTの第1打はピン左8メートル。バーディーパットは50センチショート、余裕のパー。

・5番パー4=パー

第1打、右バンカー。第2打、前方上に木の枝がかかり、グリーンに届かず。3オン後、2メートルを沈めてナイスパー。

・6番パー4ボギー

この日はまだバーディーが出ていない難関ホール、2メートルのパーパットを外し、初ボギー。通算8アンダーに。

6番、ティーショットを放つ鈴木(Getty Images/JLPGA提供)
6番、ティーショットを放つ鈴木(Getty Images/JLPGA提供)

・7番パー4=パー

第1打、フェアウエー。第2打、ウエッジで少し引っかかり、ピン左奥7メートル。第3打、バーディーパットは1メートルオーバーも返し入れてパー。

・8番パー5バーディー

第1打、左ラフ。第2打、UTでフェアウエー。第3打、ウエッジでピン奥4メートル。第4打、下りスライスを流し込み、バーディー。通算9アンダー。

・9番パー3ダブルボギー 

第1打、UTで2日連続の池ぽちゃ、ドロップし池越えのアプローチはグリーン手前エッジ。アプローチは手前60センチ。これを入れてダブルボギー。通算7アンダー。

・10番パー4バーディー

第1打、左ラフ。第2打、ピン左3メートルにつけ、バーディーを決めてバウンスバック。通算8アンダーとした。

14番、バーディーを奪い笑顔を見せる鈴木(Getty Images/JLPGA提供)
14番、バーディーを奪い笑顔を見せる鈴木(Getty Images/JLPGA提供)

・16番パー4=パー

第1打、右ラフ。第2打、グリーン左バンカー。第3打、バンカーショットをピン上80センチにつけ、ナイスパー。通算7アンダー。

・18番パー5=パー

この日の実測504ヤード。第1打、左ラフ。第2打、フェアウエー。第3打はピン前3メートル。第4打、上りをわずかにショートし、パー。通算7アンダー。


畑岡奈紗の主な経過

・1番パー5=パー

午前8時51分、ドライバーのティーショットはフェアウエー右サイドへ。フェアウエーからの第3打はグリーン手前。第4打はパターを選択し、約1メートルへ。パーパットを決める。

1番、ティーショットを放つ畑岡(Getty Images/JLPGA提供)
1番、ティーショットを放つ畑岡(Getty Images/JLPGA提供)

・前半9ホールを1バーディー、ボギーなしの35で回り、通算4アンダーにスコアを伸ばして後半に突入。

・11番パー4ボギー

ボギーをたたき、通算3アンダーに。

・13番パー3バーディー

バーディーで通算4アンダーに。

・14番パー5バーディー

連続バーディーで通算5アンダーに。

・16番パー4ダブルボギー

第1ラウンドの10番パー4以来のダブルボギー。通算3アンダーに。

・18番パー5バーディー

ラフからの第3打をピン横1メートルにつける。バーディーパットを決めて、通算4アンダーでホールアウト。

13番、バンカーショットからチップインバーディーを決めた畑岡は笑顔を見せる(Getty Images/JLPGA提供)
13番、バンカーショットからチップインバーディーを決めた畑岡は笑顔を見せる(Getty Images/JLPGA提供)