黄金世代の田中瑞希(21=フリー)が、3バーディー、1ボギーの70で回り、通算11アンダー、205で2位に3打差をつけ首位をキープ、初優勝に王手をかけた。

スタートの1番で約3メートルのバーディーパットを決めたが、前半はなかなかチャンスにつかず我慢が続いた。後半11番でボギーをたたいたが、14番、16番とバーディーを奪い、2つスコアを伸ばした。

「今日は第1日、第2日と違って結構、耐えたゴルフになりました。10番でパーを取れたのが大きく、1個(バーディーが)くれば、もう1個くると耐えてやっていました」と振り返った。

熊本国府高時代は、18年にツアー1勝を挙げている大里桃子と同級生で、全国大会では渋野日向子とも戦った。プロテストは3度目の挑戦で合格と遅れてきた黄金世代。

「自分の世代の同級生はみんな活躍していて、優勝もしている。自分も早く追いつけるように頑張りたい」と話した。

プロになって、いきなり巡ってきたビッグチャンスに「明日は天気があまり良くないということなので、まあアンダーでできればいいかな。いつも通り楽しんでやれれば」と淡々と話していた。