北広島市出身の小祝さくら(22=ニトリ)は2位で地元初優勝を逃した。首位笹生優花(19=ICTSI)と1打差の2位で出て4バーディー、4ボギーのイーブンパーでまとめるも、1アンダーで回った相手に及ばなかった。「後半はチャンスがあった中で決められなかった。悔しい」。今季3戦目で最高順位も、悔しさが先に出た。

「最終日は本当に長く感じた」。試合後の言葉が激戦を物語る。7時に会場入りも、雨の影響で競技開始は3時間30分遅れた。待機時間は約5時間に及んだが「中断はあまり得意でないけど、意外と影響はなかった」。3歳下の笹生とは初めてラウンド。相手がダボで苦しんだ前半2番はパーセーブ。一時首位に立つも、直後の3番パー4で5打たたき並ばれ、マッチプレーが続いた。「実力的には優花ちゃんのほうが全然上」と19歳をたたえた。

2打差で優勝を逃したが、過去3年で2度予選落ちした苦手の地元大会。3位とは8打差がつく堂々の2位で沸かせた。「悔しいけど、次に向けて優勝目指して頑張りたい」。現在地を知った小祝が課題をつぶせば、昨年以来のプロ2勝目は近づいてくるはずだ。