2週連続優勝を目指す小祝さくら(22=ニトリ)が4アンダー、68で発進した。4バーディー、ボギーなし。

「前半で3つバーディーをとれたのが良かった。ノーボギーも良かったですが、後半はショットもあまり良くなく、ナイスパーもありました」

午前組でインから出て、ピンまで実質160ヤードの14番パー3(190ヤード)では6番アイアンで4メートルにつけ、最初のバーディー。15番パー4は残り135ヤードの第2打をピン上2・5メートルへ。17番パー4は残り131ヤードを9番アイアンでピン右上2メートルに。チャンスを確実に決めた。

今年初の国内メジャーではあるが、特別な意識はない。むしろ、出場すれば初の海外メジャーになる12月全米女子オープン出場権奪取のために好成績を、との思いが強い。とはいえ、一般的に見れば、特別なトーナメントだ。小祝も開幕前のオンライン会見で「今、思いましたけど、もっと気合を入れた方がいいですね」と“約束”したのだが、この日の会見で「あ…、忘れてました。今、思い出して、すみません」と定番の愛らしい天然ぶりを発揮して、爆笑を誘った。

やはり、力みも気負いもなく、平常心で日々のゴルフを過ごしている。【加藤裕一】