21位から出た渋野日向子(21=サントリー)は、4バーディー、1ダブルボギーの70で回り、通算6アンダー、210で24位だった。

2番パー3で第1打をピン手前4メートルにつけバーディー。しかし、3番パー4では、ティーショットを右の林に打ち込み、第2打はフェアウエーに出すだけ。第3打もピン奥8メートルと寄らず、パーパットは約30センチ外した。片手で打った「お先に」のボギーパットを外し、痛恨のダブルボギー。それでも、7番パー5で2つ目のバーディーを奪い、前半はイーブン。後半開始の10番パー5で3つめ目のバーディーを奪い、5アンダーとようやくスコアを伸ばした。この日は前日と違い、ショットが安定せず、気持ちとは裏腹に守りのゴルフ。再三のピンチをしぶとくパーでしのぎ、我慢を重ねた終盤の17番。第1打を右ラフに打ち込み、続く第2打はボールがカップに入りかける、あわやイーグルのスーパーショット。ここで4つ目のバーディーを決め、6アンダー。今季米ツアー4戦では最高の25位で終えた。「3ホール目に長いパットを外して、かなりいらついてしまった。そのあとノーボギーで回れたのは個人的にうれしかった。パーパットが入ってくれたからこそ、次に切りかえられた。今週は海外での4試合の中で一番手応えがあった」と手応えを口にしていた。