女子ゴルフの「樋口久子・三菱電機レディース」で、4カ月ぶりに国内ツアーに出場する渋野日向子(21=サントリー)が、開幕を翌日に控えた29日、会場の埼玉・武蔵丘GCで練習ラウンドを行った。先に回ったインコースの9ホールは、同い年の大里桃子とラウンド。アウトコースの残り9ホールは、キャディーと2人で回った。練習ラウンド中、仲の良い大里に、ヘビのおもちゃを使って驚かせるなど、随所でリラックスした表情を見せた。

渋野が国内ツアーに出場するのは、予選落ちした今季開幕戦のアース・モンダミン・カップ以来とあって「まだ日本で予選通過をできていないので、しっかり予選を通過できるように頑張りたい」と語った。

渋野は国内ツアーに出場していなかった間、欧米でメジャー3試合を含む計6試合に出場した。後半の米国での4試合は、全て予選を通過したが、20位以内に入ったことは1度もなかった。米ツアーを本格的に体験したことで、新たに身につけたい点については「欲を言えば全部。全部欠けているので」と、課題山積を痛感したという。一方で「早くリベンジしたい」という気持ちも芽生えてきた。

当面は、今大会を含めて国内ツアー5試合への出場を予定している。「米国でいろんなことを吸収してきた。それも取り入れつつ、日本ならではの攻めも忘れず、マネジメントも考え、今まで通り、積極的なプレーができるようにしたい」と、力強く話した。