2戦連続優勝へ、ミレニアム世代の古江彩佳(20)が首位発進した。序盤11番パー5での2オン2パットを皮切りに6バーディー、ボギーなしの6アンダー、65をマークした。

ほほ笑みながら「ボギーをせずに、耐えられました」と1日を振り返った。話し方同様、プレーも静かで流れるようだ。ヘッドの重みを生かし、ナチュラルで力みのないスイング。締めのバーディーとなった最終9番、6メートルの下りを流し込むタッチと距離感。終盤に数回、左手を離すショットがあったが、大ミスにはつなげなかった。20歳と思えぬ“オトナのゴルフ”に同組の渋野が「勉強になる」を連発した。

今季2勝目を挙げた伊藤園レディース最終日の15日夜、母ひとみさんの運転する車で、千葉から神戸の自宅へ。16日夜には神戸から松山まで車移動。強行軍に疲れは「ギリギリです」と言いつつも、ほほ笑みは変わらなかった。