国内女子ゴルフツアーの21年初戦ダイキン・オーキッド・レディース(3月4~7日、沖縄・琉球GC)に向け、渋野日向子(22=サントリー)が17日、21年に向けた現状とコメントを発表した。2021年の目標は「自分を知ること」とした。

実質ルーキーシーズンだった19年に海外でメジャーの全英女子オープン優勝、国内で4勝。大ブレーク後の昨年は“開幕戦”のアース・モンダミンカップで予選落ち、海外遠征6戦でディフェンディングの全英に予選落ち、ANAインスピレーション51位、全米女子プロ58位など、苦しみながらも経験を積み、帰国後の大王製紙エリエール5位、JLPGAツアー選手権リコー杯3位と調子を上げた。そして12月の全米女子オープンも4位に入る健闘を見せた。

渋野は「昨年はいろいろな経験ができた1年でした。みんなが初めて経験するような事態でしたが、私自身は与えられた環境で、できる限りのことはできたのかなと思います」とする一方で「ただ評価できるポイントは特になく、課題は答えられないくらい多く見つかりました。評価できるとしたら、今の自分の課題が見つかったことです」と振り返っている。

このオフは再現性の高いスイング作りを目指し、あらゆる部分で1段階レベルアップできるよう練習、トレーニングに励んでいるといい、初出場となるダイキン・オーキッド・レディースで元気な姿を見せるつもりだ。