女子ゴルフの渋野日向子(22=サントリー)が22日、オンラインで行われた「ピンゴルフ新製品クラブ発表会」に出席し、約1週間後にせまる今年の国内開幕へ向けた意気込みを語った。

渋野にとって21年は出場を争う東京オリンピック(五輪)のほか、22年からの本格的な米ツアー参戦へ向けた重要な1年となる。「米国ツアー、日本ツアー、どちらも参戦しながらになるので、忙しい1年になる」と語り「挑戦し続ける気持ちを忘れず、最後まで走り抜けて、自分を変えていけたらいいなと思います」と力を込めた。

コロナ禍に揺れた昨年については「無観客の試合が続いた中で、ギャラリーさんの大切さに気づきました。自分1人じゃ何もできないんだなというのを強く感じた1年でした」と振り返った。このオフは合宿などを行ったといい「100ヤード以内の縦距離を合わせる、自分で知ることをやってきた」と明かした。国内初戦となる「ダイキン・オーキッドレディース」(3月4~7日、沖縄)へ向けては「初出場でコース感覚とかもつかめていないですが、今やっていることをしっかり試合で試すこと。合宿で知ったことをできるようにしたいと思います」と意気込んだ。

同発表会には渋野のほか、鈴木愛(26=セールスフォース)、永野竜太郎(32=フリー)が出席。それぞれでモデルの違う新パターを試打した。高校時代から同社クラブを使っているという渋野はパターの推しモデルにピン型の「アンサー2」を選択。「一昨年の全英女子オープンで同じシリーズ、形をしたシグマ2で優勝できたので、思い入れがあります。自分がしたいストロークをしやすいので選びました」と話した。

今年は男女ともに新型コロナウイルスの影響で20年との統合シーズンとなっており、男子は「東建ホームメイト・カップ」(4月15~18日、三重)で今年の開幕を迎える。