首位から出た稲見萌寧(21=都築電気)が、小祝さくらとのプレーオフを制し2週連続となる優勝で、今年3勝目、通算5勝目を挙げた。

18ホールは4バーディー、2ボギーの70で回り、通算5アンダー211。2番パー5でバーディーを奪い、1つスコアを伸ばしたが、12番でボギー。1組前でプレーする小祝に一時は3打差をつけられた。それでも、15番、16番と連続バーディーで再び5アンダーと伸ばし、小祝と並んだ。さらに17番でもバーディーを奪い、ついに首位に躍り出た。先に5アンダーでホールアウトした小祝に1打差で迎えた最終18番でボギーをたたき再び小祝と並んだ。

プレーオフでは1ホール目はともにパー。2ホール目にバーディーを決めて、今年2勝同士の決戦を勝ちきった。稲見は前週のヤマハ・レディース葛城から2週連続で今年6戦中3勝。比嘉真美子、キム・ハヌル、ペ・ソンウが3アンダーで3位。岡山絵里、辻梨恵が2アンダーで6位。古江彩佳は1アンダーで大里桃子、イ・ミニョンとともに8位だった。

◆3戦全勝は最高タイ 国内女子ツアーでプレーオフ3戦3勝は過去最多。過去に谷福美(88年那須小川L、89年ダンロップL、90年ミズノオープン)がおり、稲見が2人目。