松山英樹(29=LEXUS)が、日本男子ゴルフ界の悲願を達成した。日本人がマスターズに初挑戦した1936年(昭11)から85年、同じくメジャー4大会に日本人が初挑戦した1932年(昭7)の全米オープンから89年で、ついにメジャー優勝を勝ち取った。

マスターズにはこれまで33人が挑戦、のべ出場回数は今回の松山が133回目だった。これまでの最上位は10年片山晋呉の単独4位。10位以内には01年4位タイの伊沢利光、73年8位の尾崎将司、86年8位の中嶋常幸、91年10位の中嶋常幸がいる。

2位に4打差をつけて首位で出た松山は、4バーディー、5ボギーの73で回り、通算10アンダー、278。今大会出場10度目で初優勝を飾った。アジア人としても初優勝となった。