地元神戸出身のスタイヤーノ梨々菜(23=フリー)が、地の利を生かして2位発進した。4バーディー、1ボギーの69で回り3アンダー。「めっちゃ調子がいい訳じゃないけれど、なんかうまくいきました」と笑顔を見せた。

慣れ親しんだ会場だった。起伏があり「得意なコースじゃない」とは言うものの、中学時代から試合で回っていたこともあり、自然とコースマネジメントが頭に浮かんでくる。これまでは1アンダーがベストだったが、初日からそれを上回り、首位と2打差。プロ初優勝も意識するが、あくまでも自然体で「気負いすぎず、伸び伸びとやりたいです」と話した。

アマチュアで大阪・大院大高3年の川崎春花が7バーディー、2ボギーの67で回り、単独首位で発進。

昨年、下部ツアーで優勝経験のあるリ・ハナ(2勝、韓国)と、城間絵梨(1勝)が2アンダーの3位につけた。城間は「全体的にドライバーが触れていて、距離が出ていた。ピンチらしいピンチはなかったです」と振り返った。

2週連続優勝を目指す岸部桃子と服部真夕、川岸史果はイーブンパーで12位。小橋絵利子は1オーバーの19位、渋沢莉絵留は2オーバーの31位で発進した。【益子浩一】