前日首位の工藤遥加(28=フリー)は1つスコアを落としながらも通算9アンダー、207でトップを守った。最終ラウンドは、2位につける黄金世代の2人、新垣比菜(22=ダイキン工業)、勝みなみ(22=明治安田生命)と最終組で回る。工藤らが生まれた92年度生まれの選手も逸材が多く、かつては黄金世代と呼ばれていた。世代を超えた“黄金対決”には「(98年度組は)すごくアグレッシブなゴルフをする印象がありますし、全員うまい。頑張ります」と気合を込めた。

プロ野球ソフトバンク工藤公康監督の実娘で、大会前に父からアドバイスを受けた。早速、結果が出たが、第2ラウンド後に連絡が届いたのは母のみ。「いつも(大会が)終わってから連絡がきます。そっとしておこうという感じだと思う」。

父が率いるソフトバンクは2連勝で首位を維持しており「お父さんが頑張っている話を聞くと、自分も頑張ろうと思います」。最終日も戦いきり、初優勝の吉報も届ける。

▽ソフトバンク工藤監督(長女の遥加が首位で最終日へ)「ありがとうございます。(優勝すれば)新人戦に勝って以来なのでね。明日はそろって勝ちたい? (こちらは)優勝じゃないんですから(笑い)。明日はぼくらは勝てるように、娘は娘で頑張ってくれると思います。