ミレニアム世代でツアー未勝利の吉田優利(21=エプソン)が終盤にスコアを落とし、V戦線から脱落した。通算9アンダーで迎えた16番でダブルボギー、17番でボギー。70で通算7アンダーの5位に終わった。

「優勝をそこまで強くは考えてなかったですが、あえて言うなら15番でバーディーをとって“残り3ホールでどこまで”と。16、17番は鬼門と思っていたから、そこをクリアして18番でバーディーをとれたら、と考えていました」。16番の第1打は「悪いショットでなかった」ものの、第2打は木が邪魔でピンを狙えない不運もあり、鬼門にはまった格好となった。

21年に入ってトップ10は4度目。同世代で古江、西村に続くツアー初優勝は時間の問題とも思える。あと1歩を届かせる条件として「状況にもよるけど、終盤でボギーを打たないこと」を挙げた。「スコアを落とさず、バーディーをとっていけるか。優勝は難しいけど、いいゴルフを続けて、チャンスが来た時にやってきた練習を思い出したり、感情をプラスにもっていけたら」と話した。