首位から出た畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)が5バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算16アンダー、197で今季2勝目をあげた。18年に米ツアー初勝利を挙げた大会を再び制し、米ツアー通算5勝目、日米では通算10勝目となった。

序盤から飛ばし、1番、2番で連続バーディー発進を決めると、前半は4バーディー、ノーボギー。一時は2位と4打差をつけたが後半はじわじわと追い上げられ、初ボギーをたたいた13番終了時点で2位のダニエル・カン(米国)と1打差に。その後は同組のミンジ・リー(オーストラリア)、チ・ウンヒ(韓国)もスコアを上げ、17番終了時点でミンジ・リーと1打差、チ・ウンヒとは2打差で最終ホールへ。しびれる展開となる中、18番はミンジ・リーがパー、チ・ウンヒがバーディー。畑岡はパーとして逃げ切り、勝利をつかんだ。

畑岡は初日と2日目に同ツアー史上5人目となる2日連続ホールインワンも記録するなど好調を維持したまま3日間を戦い抜いた。笹生優花(20=ICTSI)は2イーグル、4バーディー、2ボギーの65と伸ばして通算14アンダー、199で4位。なお、今大会は12年に宮里藍も制している。