腰痛で前週の三菱電機レディースを欠場した賞金ランク首位の稲見萌寧(22=都築電気)が3日のTOTOジャパンクラシック(4日開幕、滋賀・瀬田GC)練習ラウンドに参加し、現状について話した。

先月のマスターズGC・レディース最終日を腰痛のため棄権し、今回は同大会の第3日以来のラウンドとなる。「完治はしていないが、取りあえず痛み止めを飲んだりケアを受けて、何とか試合に出られるかなという状態」と話した。

マスターズGC・レディースを棄権したときには、歩くこともできなかったという。三菱電機レディース出場へ向け、練習場でトレーナーとともに30球ほど打ったが、フルショットできたのは3球だけ。それでも、ぎりぎりまで出場に向け調整したが、クラブを振ることができずあきらめた。今大会は2日と3日でアウトとインを回った。状態は「60~70ぐらい」と完全ではなく、洗面所で顔を洗うのもきついという状態だが出場に踏み切った。

賞金女王争いも2位の古江とは約1700万円差まで縮まってきている。「(賞金女王に)なりたいのはなりたいが、あまりそういうことは考えない。あと4試合あるので、最後のリコーのときでも分からないと思うので、そこまで意識しない」と話していた。