男子ゴルフでアマチュア世界ランキング1位、9月のパナソニック・オープンで国内男子ツアー史上5人目のアマチュア優勝を果たした中島啓太(21=日体大3年)が、来年度は日体大の主将に就任することを明かした。

国内男子ツアーの今季最終戦、日本シリーズJTカップ(12月2~5日)に向けて30日、会場の東京よみうりCCで練習ラウンド。その後、報道陣に対応し「元々は副キャプテンになるはずだったんですけど、監督がやっぱりキャプテンの方がいい、ということになりました」と語った。

高校時代は「キャプテンを辞退しました」と話し、主将を務めるのは初めてだという。1学年上で、現在の日体大主将は石川遼の弟の航が務めており、「航くんの後をしっかりと継げるように」と続けた。来年は国内外、さらにはプロアマ、学生大会と、多岐にわたって活躍の場を広げることになる。

今大会は今季の成績に応じ、出場選手は30人に限られている。その中で、アマチュアとしては石川遼、松山英樹に次いで、史上3人目の出場を果たすことになった。それだけに「この試合にアマチュアとして出場できることがうれしいですし、最後まで自分のゴルフができれば」と意気込んだ。

この日、12月2日の第1ラウンドの組み合わせが発表され、中島は古川雄大、ジュビック・パグンサン(フィリピン)と同組で、午前9時に1番からスタートすることが決まった。また第1ラウンドは、賞金王が決まる今季最終戦とあって、現在賞金ランキング1位のチャン・キム(米国)、同2位の木下稜介、同3位の金谷拓実が同組となり、午前10時30分に1番からスタートすることも発表された。