渋野日向子(23=サントリー)はクロッシングズコースを4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算2オーバー、145の72位となった。

前半の3番、4番とバーディーを奪い、順調にスコアを伸ばした。

6番(500ヤード、パー5)では第2打を左側の林の中へ打ち込むミスショットとなったが、前がすっきり空いた位置にボールが落ち、ここからのリカバリーに成功。パーでしのぐなど運も味方した。

12番でこの日初めてのボギーをたたいたが、続く13番(524ヤード、パー5)でバウンスバック。イーグルパットは外れたが、1メートル強の距離からバーディーパットを決めた。そして16番(510ヤード、パー5)でもバーディーを奪い1アンダーとすると、持ち前の明るい笑みを浮かべた。

流れが上向いたと思われた矢先、状況は一変した。17番(183ヤード、パー3)でグリーン下からのセカンドショットがどん詰まりとなり、アプローチに失敗。長い距離からのパットを残す形となり、ダブルボギーをたたいた。

続く18番(397ヤード、パー4)で再びパットに苦しみ、わずか1メートル強のパーパットがカップに嫌われる始末。凍りついたような表情で、最後はボギーパットを沈めた。

渋野は「流れは良い感じであったんですけど、1つのミスで最後は落としてしまった。すごく悔しいです。でも昨日よりは改善できているので、いいふうにとらえたい」と前を向いた。

第1日はスタンスが左に向く傾向があったので、ゴールアウト後に徹底して打ち込み、第2日に臨んだ。「ドライバーは良かった。後は上に行けたら。頑張りたい」。70位タイまでが第2週へ進める中、72位と微妙な立ち位置だ。1打が明暗を分ける状況の中、課題とするパッティングを迷いなく打てるか。渋野は第2日のホールアウト後、すぐに練習場に向かい、調整に励んだ。