ミレニアム世代の女子プロゴルファー・安田祐香(20=NEC)が20日、地元・神戸市の生田警察署で一日警察署長を務めた。

署員を前に「私は神戸で生まれ、神戸で育ち、この街が大好きです。私たちが安全に暮らせるのも警察の皆さんのおかげで、感謝しています」と訓示を述べ、三宮駅前で母校・滝川二高吹奏楽部員約80人と一緒に年末特別警戒パレードを行った。

いわゆる「…署長」は初体験。「すごく緊張した」という安田は普段入ることのない警察署内の空気も感じて「気が引き締まった。悪いことは絶対にしちゃいけないと思いました」。キュートなルックスに制服が「似合う」と言われて「そうですか?」と喜び「それでゴルフはできる?」と聞かれて「できると思いますよ」と笑顔で素振りのしぐさを見せた。

古江彩佳らとともに同世代のエース格と注目を集めたプロ1年目の20-21年シーズンは、ツアー出場40戦でトップ10が4試合だけ、賞金ランク69位、メルセデスランク67位で来季シード(両ランクとも50位まで)を逃すなど不完全燃焼に終わった。最終QTで20位となり、来季ツアー前半戦の出場権は確保。オフは地元で鍛える方針で「けがをしない体を作りたい。来年は最初から優勝争いをして、早い内に優勝したいです」と抱負を語った。