女子ゴルフで昨季賞金女王の稲見萌寧(22)が、楽天と所属契約を結んだ。22日、楽天の三木谷浩史会長兼社長とともに、都内で会見し発表した。

稲見は新型コロナウイルス感染拡大により統合された20-21年シーズンで9勝を挙げ、初の賞金女王に輝いた。さらに昨夏の東京オリンピック(五輪)では、ゴルフでは日本人初のメダルとなる銀メダルを獲得。常々、前所属の都築電気の縁には感謝していたが、プロ野球やサッカーのJ1ヴィッセル神戸などプロスポーツチームを持ち、アスリートのサポートに定評のある同社と所属契約することになった。

楽天は昨季から稲見とスポンサー契約していたが、同社所属のプロゴルファーとしては第1号となった。

稲見は「(神戸MF)イニエスタさんだったり、田中マー君さん(=楽天田中将大投手)だったり、本当に素晴らしい選手がいる中で、私がいることで名前が低くなってしまうので、そこに恥じないように頑張って私も目立てるように頑張りたい。いいプレッシャーで自分も頑張れると思います」と、謙遜しつつ、笑顔で活躍を誓った。

三木谷氏も「アスリートとしても素晴らしい。人格も含めて、社内では満場一致で、ふさわしい選手だろうということになりました。大活躍を期待しています」と、笑顔で話していた。