今季4戦2勝の西郷真央(20=島津製作所)が、2週連続Vとなる今季3勝目を挙げた。

3バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの76とスコアを4つ落として回り、通算8アンダー、280。2位に5打差をつけて出たが、最終的には2位に1打差のVとなった。開幕から5試合で3勝は史上最速記録。20歳177日での2週連続Vは史上5番目の年少記録となった。

西郷は優勝スピーチで「最終日は悪天候の中、ボギーをたくさん打ってしまい、ドキドキハラハラしたプレー内容になってしまいましたが、たくさんのギャラリーの皆さんのおかげで、楽しくプレーすることができました。3勝目を挙げることができてうれしく思います。また優勝できるように、これからも頑張っていきます」とあいさつした。

雨と肌寒い悪天候の中、スコアを伸ばせなかった。2番パー4でボギー発進。3番パー5で約7メートルのバーディーパットを決めてバウンスバックに成功。後半最初の10番パー4でボギーとしたが、すぐに11番パー3でティーショットをピン約50センチにつけてバーディー。2回目のバウンスバックを決めた。

後半は苦しかった。17番パー3でボギー。最終18番パー5ではティーショットを大きく右に曲げてOBでダブルボギー。ウイニングパットを決めるとキャディーと顔を見合わせ、思わず苦笑いする場面もあった。

2位は7アンダーの堀琴音。3位は6アンダーの菅沼菜々とペ・ソンウ。高2のアマチュア、上田澪空(みく)は4アンダーで堂々の5位だった。