8位から出た古江彩佳(21=富士通)が、2バーディー、4ボギーの73と2つ落として回り、通算2アンダー、140でホールアウトした。ホールアウト時点で、9アンダーの首位ハナ・グリーン(オーストラリア)と7打差の19位。予選通過を確実としている。

インコースから出て、出だしの10番パー4でいきなりボギーをたたいた。さらに打ち下ろしの13番パー3もボギーとし、2つ落として折り返した。後半も、ともにパー4の2、8番とボギーを2つたたいたが、そのたびにバウンスバック。ともにパー4の3、9番で2バーディーを奪い、悪い流れを食い止めた。最終9番は長いパットを決めてバーディー。決勝ラウンドにつながる締め方となった。

ホールアウト後は、最終9番のバーディーを振り返り「ボギーの後だったので、ちゃんと最後にはバーディーを取りたいなと思っていたのが、入ってくれてよかったなと思います」と、笑顔を交えて話した。続けて「今日は調子自体はそこそこ。悪かったり、悪くなかったりという中途半端な状態ではあったんですけど、それにプラスして風が来たので、ちょっと難しい展開が多かったかなと思います」と振り返った。

随所でロングパットを決めたが「本当に、けっこう難しかった。芝も伸びて遅かったり、シューズの跡もあったりして、読みがすごく難しかった」と、グリーン上で苦戦したと明かした。風の影響もあり、クラブ選択に迷う場面も見られたが、風の読みについては「良かったり悪かったりという感じで、本当に難しかったなと思います」と語った。

日本勢では唯一の決勝ラウンド進出の可能性が高いが「明日(第3ラウンド)は調子を上げて、しっかりと自分のプレーをできるように、また楽しんでできたらいいなと思います」と、気負いはない。2戦前で2位の渋野日向子、前戦で優勝の畑岡奈紗に続き、今季初のトップ10入りを目指すつもりだ。

【スコア】パロスベルデス選手権第2日成績>>