今季7戦4勝の西郷真央(20=島津製作所)が継続中だった連続アンダーパーのツアー記録の30試合でストップした。

7オーバー、104位からスタートしたこの日、2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76で通算11オーバーまで後退、99位と浮上できず予選落ちした。

西郷は昨年6月サントリーレディースからアンダーパーフィニッシュの大会を続けてきた。連続予選通過も30試合でストップした。

今大会はコース本来の難しさに加え、スティンプメーター13 3/4フィート、コンパクション24.5ミリという速く、硬いグリーンに多くの選手が苦しんでいる。

今季の西郷は前週まで、出場した7戦全てでトップ10入りしてきた。それだけにホールアウト後は、悔しさから気持ちの整理をつけるため、約40分、ロッカールームなどで過ごしてから報道陣の前に姿を見せた。目を真っ赤にしながら、開口一番「ふがいない1日だったかなと思います」と話し、唇をかんだ。

前日5日の第1ラウンドは、7オーバーながらショットについては手応えを口にしていた。この日は「今日はショットも、なかなか思うようにいかなかった。パッティングはもちろん、ずっとかみ合ってはいなかった。ショットもなかなか思うようにいかず、スコアを伸ばしたかったんですけど、伸ばせなくて、すごい残念です」と、目こそ真っ赤だが、口調は冷静に話した。

2日間ともに続いたパッティングの不調については「ミスパットをしているという感覚ではないんですけど、なかなか読みと、それに対するタッチを、この2日間ずっと合わせられなかったので、そこがスコアにつながらなかった原因かなとは思います」と話した。

2週間前までは首痛のため、2週連続でツアーを欠場していた。そこから3戦ぶりに復帰した、前週のパナソニック・レディースで今季4度目の優勝。首の痛みが、ぶり返した可能性を問われたが「特にないです」と言い訳はしなかった。次戦に向けては「とりあえず、しっかりと休んで、悪かったところはしっかりと反省して、気持ちを切り替えられるように頑張りたいです」と、気丈に話していた。