プロ2年目の村上拓海(22=フリー)がツアー自己ベストの3位スタートを切った。

ボギーなしの6バーディーで6アンダー、66。パーオンを逃したのが2ホールだけで、石川と並ぶ日本勢最高位に「トラブルもほぼなく、ずっとバーディーパットを打っていた感じです」と笑顔が浮かぶ。

特別な大会だ。大会主催者ミズノから小学5年生からモニターでクラブ提供を受け、現在は用具契約を結ぶ。

「ジュニアのクラブから大人のクラブに替えるタイミングで、ミズノさんに声をかけてもらって、ずっとお世話になっていた」

千葉学芸高3年夏の全国選手権で優勝。日大に進んだが、2年で中退してプロ転向。「ずっと出たかった大会で」と初出場の今回、開幕前にミズノ契約選手が勢ぞろいして行われたフォトセッションには、最後列で参加した。

上位4人に入れば、全英切符も手に入る。

「メジャー大会なんて夢のような話で。僕は1打1打しっかりやるだけです」

千葉出身のミズノ契約プロには、女子で大ブレーク中の西郷真央がいる。

「ジュニアの頃に大会会場であって、話したりはしましたが、今はすごく遠いところに行ってしまって…」と苦笑いしていた。