世界ランキング6位のキャメロン・スミス(28=オーストラリア)が、逆転でメジャー初優勝を果たした。

首位と4打差の3位で出て、8バーディー、ボギーなしの64で回り、通算20アンダー、268。00年にタイガー・ウッズ(米国)が記録した通算19アンダーの大会コースレコード記録を更新した。

4打差の3位で出たキャメロン・ヤング(米国)が1打差の2位。首位で出た14年覇者のロリー・マキロイ(英国)は2打差の3位だった

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優勝したスミスは前半2バーディー、ボギーなしと2つ伸ばして後半に突入。10番から14番まで5連続バーディーと猛チャージで、単独トップに躍り出た。ヤングが18番パー4でイーグルを奪取し、19アンダーでスミスに並んでホールアウト。その直後、スミスは18番パー4でバーディーを奪取。ヤングを突き放した。首位で出たマキロイは11番から18番までパーセーブと我慢のゴルフが続いた。この日は2つ伸ばしただけで、大会2勝目には2打届かなかった。

オーストラリア出身の全英覇者としては4人目。優勝会見で「ようやく息ができる感じだ。最後の5、6ホールはたやすいものではなかった」と激闘を振り返った。聖地・セントアンドルーズで行われた150回記念大会での優勝。「とても素晴らしいことだ。全英オープンで勝つことはゴルファー人生のハイライト。それをこのとても素晴らしいセントアンドルーズでかなえられるとは信じられない」としみじみと話した。