渋野姉妹が出場するシモーネ・アジアパシフィック・カップが18日、インドネシアのジャカルタで開幕する。この大会は韓国に本部を置くアジアゴルフリーダーズフォーラムが主催するレディース・アジアツアーシリーズの中の1戦。ともに招待で出場する渋野日向子(23=サントリー)は3位に入ったAIG全英女子オープン以来の試合。妹でアマチュアの渋野暉璃子(きりこ、19=明大2年)はプロデビュー戦となる。

この大会は3日間、54ホールで行われ、賞金増額は75万ドル(約1億円)。個人戦とともに団体戦も行われる。日本からは渋野姉妹のほかに、北海道meijiカップで2位に入った18歳の最年少プロ、桜井心那と篠原まりあが出場。リディア・コ(ニュージーランド)や柳簫然、キム・ヒョージュ(ともに韓国)ら米ツアーのトップ選手も顔をそろえる。

渋野姉妹は1番スタートの第10組で、イエリミ・ノ、エイミー・コガの米国組と同組で現地18日午前8時(日本時間同午前10時)からスタートする。姉の日向子とともに、明大ゴルフ部で、ドライバーの平均飛距離260ヤードという飛ばし屋の妹暉璃子のプレーにも注目が集まる。全英女子オープンで3位に入り「(調子が)戻ったという言い方をしてもいいのではないかと思います」という姉日向子は、妹と組んで回ることに「自分のことより楽しみ。妹に負けないように頑張ります」と決意を述べた。妹暉璃子は「スコアは勝てる気はあまりしないけど、ショットで姉よりもいいものが見せられたら」と話した。