プロを目指す女子ゴルファーを応援する大会で、円角有希(えんかく・ゆうき=23)がアウト36、イン34の2アンダー70で初優勝した。

身長149センチと小柄でドライバーの平均飛距離も220ヤード。それでも、「曲がらないショット」の信条を曲げずに粘り強いラウンドを展開。「1番はボギースタートでヒヤッとしたし、バーディーチャンスも少なかったけど、自分のゴルフができました。14、15番と自分には難しいホールでバーディーがとれたのがよかった」と勝因を語った。

福井県出身。6歳でゴルフを始め、宮里藍らにあこがれて高校からプロを目指した。中部学院大時代は日本学生で優勝するなど着実に実力をつけてきた。ここから年末にかけてプロテストに挑戦する。合格すれば、今大会のスポンサーでもあるアース製薬が主催する来年の「モンダミンカップ」に推薦出場できる権利を得た。円角は「絶対にモンダミンカップに出ます」と宣言した。

前回大会から若手男子プロの特別参加が始まり、高野碧輝(25)がトータル65の7アンダーで優勝した。高野は「攻めていったのがはまりました。これからも女子応援する人にも応援してもらえるように、頑張ります」と話していた。