日本ゴルフ協会(JGA)は12日、主催する日本オープン(10月20~23日、兵庫・三甲GCジャパンC)、日本女子オープン(29日~10月2日、千葉・紫CCすみれC)、日本シニアオープン(15~18日、滋賀・タラオCC西C)についてオンラインで会見した。

8月の全米女子アマチュア選手権で、日本人として37年ぶり2人目の優勝を果たした馬場咲希(17)が、特別承認で日本女子オープンへの出場資格を得たことが発表された。

馬場と同じく、世界女子アマチュアチーム選手権に、日本代表として出場していた上田澪空(みく、17)、橋本美月(19)も特別承認で出場資格を得た。

オーストラリアのアマチュア選手1人と合わせ、計4人が特別承認者となった。

また同オープンの出場資格を有しているものの、米国女子ツアーを主戦場とする畑岡奈紗、渋野日向子、古江彩佳、笹生優花は、欠場することも発表された。

同オープンは18ホール合計で6839ヤードとなることも決まり、55回目の開催で大会史上最長となる。

男子の日本オープンには、世界ランキング30位で13年マスターズ覇者のアダム・スコット(オーストラリア)の出場が見込まれていることも発表された。

会見したJGA顧問の戸張捷氏は「本人から『ぜひ出たい』と丁寧な手紙が届いた。ジュニアの子に話したり、レッスンしたり、日本のゴルフのために力になりたいと言ってくれている」と明かした。

8月1日時点の世界ランキング100位以内での出場資格を有しており、正式にエントリーを済ませれば、出場が決まる。

現在、世界アマチュアランキング1位の中島啓太も出場の可能性が高い。戸張氏は「近々、プロ宣言をするであろうと言われており、そうなると出場資格はなくなりますが、2年連続で(アマチュア世界ナンバーワンの称号の)マコーマックメダルを受賞した実績のある選手。彼からプロ転向後に手紙を出したいとも連絡を受けている。『決定』とは言えないけど『出る方向で』という感じ」と話した。

日本オープンの出場エントリー締め切りは今月28日で、現時点で松山英樹については出場とも、欠場とも連絡は届いていないという。