2022年最後の株式・先物取引日となった30日、日本取引所グループ(JPX)の大阪取引所で1年を締めくくる大納会が開かれた。大阪出身でプロゴルファー、山下美夢有(21)、西村優菜(22)がゲストとして登場し、市場の活性化を願って鐘を鳴らした。

山下は国内女子ツアーで今季5勝、史上最年少で年間王者に輝いた。今季2勝を挙げた西村は、来季前半の米女子ツアー参戦を表明している。

取引終了後の午後3時半、大阪・北浜の大阪証券取引所ビル1階に市場関係者ら約100人が集まった。式典会場で鐘を打ち鳴らし、この1年を締めくくった山下は、来年の抱負を質問されると「目の前の1打に集中して、まずは1勝を狙いたい。海外メジャーにも挑戦したい」と意気込んだ。来季前半は米ツアーが主戦場となる西村は「1勝を目指して頑張りたい」と話した。

大阪取引所の岩永守幸社長はあいさつで、「今年の株式市場はウクライナの戦争で地政学リスクが高まり、世界的なインフレの進行などに翻弄(ほんろう)された1年だった」と振り返った。

最後は来年の相場上昇を祈って参加者全員で万歳を三唱した。