3月2日から始まる国内女子ゴルフツアー開幕戦、ダイキン・オーキッド・レディースの公式練習が28日、沖縄・琉球GCで始まった。

ツアー通算4勝の原英莉花(24=NIPPON EXPRESSホールディングス)が取材に応じ、新シーズンを間近に控え「すごくワクワクしています。入学式の気分」と笑顔を見せた。ワクワクの理由を「昨季始まる前、けがもあって調整がなかなかうまくいかなかった。今年はしっかり練習トレーニングしてきた」と仕上がりに自信をのぞかせた。

オフに金髪にしていたが、再び染めなおし、落ち着いた色に戻した。心境の変化などは「特にないです。(美容師に)お任せしたらこうなりました」苦笑いした。「でも落ち着いたなという感じ。髪の色であまり変わらないかなと思うけど、何かちょっとそわそわしている春の気持ちを締めてくれている感じがする」。

今オフに初めて米国合宿(ロサンゼルス)を行った。「暖かいところでしっかり打つということと、クラブ調整などを行いました」。昨年は未勝利に終わった。「スタートダッシュを決められているシーズンがない。春先での1勝を念頭に置いている。1打1打を大切に、攻めることを忘れず、勝つということにこだわりキャリアハイを目指したい」と今季目標を挙げた。さらに開幕戦に向けても「すごく緊張していますが、緊張感を楽しみながら1打1打を大切にしながら、優勝できるように頑張りたい」と意気込んだ。

同じ98年度生まれ「黄金世代」の畑岡奈紗や渋野日向子らが米ツアーを主戦場に活躍している。かねて将来的な海外進出を目標にしている。「やっぱり私も海外に行きたいなって思いますし、オフに海外に行って私も戦いたいと思った。あと3年までには。年齢的にも、24歳になっちゃったので」。思いをあらたにしたようだ。

師匠の尾崎将司は今月に行われた取材会で、原に「ゴルフで主役にならないと」とエールを送った。それを受けて「頑張ります。私も勝ちたいですし、自分でも取り組んできたつもり。今年はすごい強い気持ちで戦って、ジャンボさんにいい報告ができたら」と意気込んだ。