渋野日向子(24=サントリー)が猛チャージで決勝ラウンドに進出した。8バーディー、ノーボギーの米ツアー自己ベストスコア64で回り、通算6アンダーの138で32位に浮上。日没サスペンデッドとなった第1日はホールアウトしたものの、暫定126位で終えており、一気にジャンプアップした。「今日は攻めるしかないと思っていたので、それが結果につながってすごく良かった」と声を弾ませた。

5番パー4でバーディー先行。前半は3バーディー、ノーボギーと3つ伸ばして後半に突入した。14番パー4からは3連続バーディー。最終18番パー5でも約1・5メートルを沈めてバーディー締め。後半は5バーディー、ノーボギーと5つ伸ばした。

前半はナイスパーセーブもあった。「今日はパットが助けてくれたかなと思う。全体的にショットも悪くなくて、チャンスにつく場面が多かったので、それを決め切れてよかった」と振り返った。

終始、ドライバーが安定していた。「フェアウエーキープもすごくできていましたし、振った感触もまぁ悪くない感じで見送れたかな、というのも多かったので、特に不安なく振れていたかなと思う」。一方、取り組んできたスイング改造の完成度については「いやぁ、まだ全然なんで」と自己評価はまだ低い。「自分が思った球筋とかも全く打ててないですし。まぁ、ごまかし、ごまかしっていうところはありますけど、何とかフェアウエーキープして、ランで転がってくれて短いのを持てるのが多かったんで。何となくラッキーだった」とした。

8バーディー、ノーボギーと大きく伸ばしたこの日のスコアについて「めちゃくちゃうれしいですね」と笑顔をみせた。「昨日は外してしまったところでボギー取ってしまったりとか、パッティングが3メートル以内が全然決まる感じじゃなかったので、そこが今日はしっかり決めることができて何とか良かった」と好スコアの要因を分析した。

第3ラウンド以降に向けて「やっぱ上目指していくしかないので、できる限り、頑張らないとな、と思います」と慎重に意気込んだ。

◆ドライブオン選手権はWOWOWライブで生放送。WOWOWオンデマンドでは日本人選手専用カメラも配信される。