国内女子ゴルフツアーのフジサンケイ・レディースが21日に開幕する。11年大会優勝の金田久美子(33=スタンレー電気)は19日、練習ラウンドを回ってショットを調整した。

会場の静岡・川奈ホテルGC富士(パー71)は屈指の難コースとして知られ、海風も吹く。この日の金田は11番からスタートして4番まで回った。「風が強かった」と振り返りつつ、「あらためて景色がいいコース」と口にした。

前週のKKT杯バンテリン・レディースでは初日に大きく崩れ、今季6戦目で初めて予選敗退を喫した。精度を欠いたショットに関しては再調整中。「まだしっくりきていない」と口にしつつも、「1日目からスコアをつくれるように頑張りたい」。優勝経験のあるコースで巻き返しを期す。

今大会直後の25日に行われるプロ野球ロッテ-西武戦(ZOZOマリン)で、始球式を務めることがこの日発表された。同日の日本ハム-オリックス戦(エスコンフィールド)では、小祝さくらが始球式のマウンドに立つことも決まっている。すでに2人で投球フォームをチェックしあったそうで、「さくちゃんのフォームは格好良かった。私のほうがダサかった」と苦笑い。「さくちゃんのように格好いい投げ方を勉強したい」と話した。

21年6月には、地元バンテリンドームでの中日-ロッテ戦で始球式を行った。その際には山なりのボールが「(打席に立っていた)ドアラの頭に当たってしまった」。“頭部死球”となった2年前のリベンジを誓うが、その前にまずは本業のゴルフで好結果を出す。