ECC学園高卒業生の与語優奈(よご・ゆいな、18)が3バーディー、1ボギーの2アンダー70で回り、首位3打差の7位で、神谷桃歌(17)と並び、アマチュア最上位となった。

首位は6バーディー、1ボギーの5アンダー67で回った呉佳晏(19、台湾)。地元・兵庫出身の大林奈央(23)が1打差2位につけ、ホステスプロの村田理沙(27)は1アンダー15位発進となった。

ECC学園高卒業生の与語が成長した姿を見せた。

21年大会は予選落ち、昨年は57位と、在学中は結果を残せなかったが、今年は違った。「去年まではいいプレーができなかったので、今年はいいプレーをしたい」と言い、臨んだ。

「ショットが良かった」

前半を1バーディー、1ボギーで折り返すと、後半の11番で2メートルにつけバーディー奪取。18番も1メートルにつけて、バーディーで締め、見守った学園関係者を喜ばせた。

後輩もたくさんいる中でのプレーとなったが、そこは「あまり普段と変わらなかったです」と平常心でプレー。精神面でもしっかりと成長の跡を見せた。

それでも、反省の弁が口をついて出る。

「バーディーチャンスもたくさんあったんですけど、外したところもいくつかあった。ショットが良かっただけに、もうちょっと伸ばせた感じもあります」

チャンスを生かせなかったことを悔やみ、2日目以降に生かすつもりだ。

台風や梅雨前線の影響で最終日の悪天候も予想されるだけに「明日もしっかりアンダーで回って、上位にいけるようにしたい」と意気込んだ。【阪口孝志】

 

○…ECC学園高3年の中村は、3バーディー2ボギーの1アンダー71で15位。ショットが「全部芯に当たっていない感じで、スイングしてても気持ち悪い」と言いつつも、アンダープレーで回った。同組で回ったプロには「ショットがすごい。バーディーチャンスにつけてくる」と感心。首位に立った呉には「ドローを極めてる」と舌を巻いた。それでも「ドライバーの飛距離はそんなに差がなかった」と収穫も。「去年はギリギリの予選通過だったので、明日もしっかりアンダーで回りたい」と語った。

村田理沙(1アンダー15位発進のホステスプロ)「トップと4打差ですが、ひっくり返せないスコアではない。あすはバーディー先行で攻めていきたい」

大林奈央(地元・兵庫出身で2位発進し)「危なげなく回れた。チャンスも多かったので、もうちょっといけたかな」

奥山純菜(5バーディー、1ダブルボギーの3アンダー3位)「ダボがもったいなかった。毎試合ダボを打っちゃうんで、明日はダボを打たないように」